時代を超えてよみがえる巨匠たちのレコード演奏会
(第76回プログラム)


主 催 SP・LPクラシックレコード音楽研究会 代表丹野井松吉
日 時 令和元年11月2日(土)
午後1時から午後6時半ごろまで
会 場 音pub Westminster house(電話 090-3345-2124)
東京都台東区蔵前三丁目17番4号 蔵前妙見屋ビル4階
地下鉄大江戸線蔵前駅下車2分、寿三丁目交差点1階花屋
会 費 1,000円


曲目と演奏

〜ブラームス〜
(1833-1897)

〜トスカニーニ(1867-1957)〜
〜ブッシュ(1891-1952)〜
〜ゼルキン(1903-1991)〜

  1. 交響曲第2番ニ長調OP73、
    トスカニーニ、NBC(1952)
  2. ピアノ四重奏曲第2番イ長調OP26、
    ブッシュ、ゼルキン他
  3. ヴァイオリン協奏曲ニ短調OP77、
    ブッシュ、ミュンク、バーゼル(1951)
  4. ホルン三重奏曲変ホ長調OP40、
    ブッシュ、ブレイン、ゼルキン(1932)
  5. ピアノ三重奏曲第2番ハ長調OP87、
    ブッシュ、ゼルキン他
  6. 交響曲第3番ハ長調OP90、
    トスカニーニ、NBC(1952)
  7. ヴァイオリンソナタ第1番ト長調OP78「雨の歌」、
    ブッシュ、ゼルキン(1932)
  8. 弦楽四重奏曲第1番ハ短調OP51-1、
    ブッシュ四重奏団(1932)
  9. 交響曲第4番ホ短調OP98、
    トスカニーニ、NBC(1951)
  10. ヴァイオリン、チェロのための協奏曲イ長調OP102
    ブッシュ、H・ブッシュ、クレッキー、フランス国立(1949)
  11. 悲劇的序曲OP81、
    トスカニーニ、NBC(1953)

曲目が多いため、時間の関係で、2,5,8など一部楽章を割愛することをご了承ください。




丹野井松吉のコメント

 トスカニーニもブッシュ、ゼルキン、ブッシュ四重奏団員も、第2次世界大戦前に、ナチスに抵抗してアメリカに移住し、アメリカで演奏活動をした音楽家である。ユダヤ系のドイツ人ゼルキンはブッシュの娘婿であり、生粋のドイツ人ブッシュのアメリカ移住の動機でもあったが、自由主義と反ナチでは、トスカニーニもブッシュも価値観を共有していた。しかし、ゼルキンはトスカニーニと共演したことがあったが、ブッシュとトスカニーニの共演はなかったようである。当時、多くのユダヤ系音楽化がヨーロッパからアメリカに移住した。しかし、彼らの音楽観は、多種多様であった。トスカニーニは、娘婿ホロヴィッツ、ハイフェッツ、ルビンシュタインなどと共演しているが、音楽観、音楽の志向性においては、必ずしも一致しているとはいいがたい。
 ところが、今回こうしてトスカニーニとブッシュのブラームスを聞いてみると、彼らは、イタリア人とドイツ人の違いはあるが、音楽のもっとも重要な精神的な深遠さにおいて価値観が全く一致していることがわかるのである。それは、異なる三角形の頂点がぴたりと重なり合うようなものである。

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