時代を超えてよみがえる巨匠たちのレコード演奏会
(第70回プログラム)


主 催 SP・LPクラシックレコード音楽研究会 代表丹野井松吉
日 時 令和元年9月7日(土)
午後1時から午後7時半ごろまで
会 場 音pub Westminster house(電話 090-3345-2124)
東京都台東区蔵前三丁目17番4号 蔵前妙見屋ビル4階
地下鉄大江戸線蔵前駅下車2分、寿三丁目交差点1階花屋
会 費 1,000円


曲目と演奏

〜ブルーノ・ワルター〜
(1876-1962)
〜ヨゼフ・シゲティ〜
(1892-1973)

  1. モーツアルト(1756-1791)
    1. (1)交響曲第38番ニ長調K504「プラハ」
         ウイーン(1937)
    2. (2)交響曲第41番ハ長調K551「ジュピター」
         ウイーン(1938)
  2. ベートーヴェン
    1. (1)ヴァイオリン協奏曲ニ長調OP61
         シゲティ、ブリティシュ(1932)
    2. (2)交響曲第6番ヘ長調OP68「田園」
         ウイーン(1936)
    3. (3)レオノーレ序曲第3番OP72a 
         ウイーン(1936)
  3. ブラームス
    1. (1)交響曲第1番ハ短調OP68  
         ウイーン(1936)
    2. (2)ヴァイオリン協奏曲ニ長調OP77
         シゲティ、ハーティ、ハレ(1928)
  4. マーラー
    1. (1)大地の歌  
         トルボルク、クールマン、ウイーン(1937)
    2. (2)交響曲第9番ニ短調
         ウイーン(1938)

 ブルーノ・ワルター(1876-1962)は、1896年からハンブルグ歌劇場の音楽総監督であったグスタフマーラー(1860-1911)の部下として仕事をし、マーラーの弟子、友人としてその影響を大きく受けた。マーラーは、1898年ウイーンフィルの指揮者となるが、聴衆や評論家との対立から1901年辞任、その後ウイーン宮廷歌劇場の芸術監督にとどまりながら作曲活動を進め、1909年ニューヨークフィルの指揮者になるが、1911年ウイーンで没。大地の歌と交響曲第9番は、マーラーは初演することができず、没後、大地の歌は1911年,交響曲第9番は1912年、いずれもワルターによって初演された。ワルターの演奏にこそ、マーラーの原点があると言っても過言ではない。
 ワルターの、第二次世界大戦前のウイーンフィルの演奏録音と、大戦後のニューヨークフィルの演奏録音は、大きく違ってきている。LPレコードの開発などによる録音技術の発達による音の鮮明さはさることながら、やはり、時代の大きな変化が聞き取れる。今回取り上げたウイーンフィルの演奏は、ナチス台頭による暗黒の時代の迫る中、ヨーロッパ浪漫派最後の伝統を死守そるかのような爛熟した美音にあふれている。
 ワルターとシゲティは、ヨーロッパ時代も親交が厚かった。ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は、シゲティ40歳、ブラームスのヴァイオリン協奏曲は、36歳のときの演奏で、この時代のシゲティの若さと夢、ロマンあふれる演奏が堪能できる。

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