時代を超えてよみがえる巨匠たちのレコード演奏会
(第41回プログラム)


主 催 SP・LPクラシックレコード音楽研究会 代表丹野井松吉
日 時 平成30年11月10日(土)
午後1時から午後6時半ごろまで
会 場 音pub Westminster house(電話 090-3345-2124)
東京都台東区蔵前三丁目17番4号 蔵前妙見屋ビル4階
地下鉄大江戸線蔵前駅下車3分、寿三丁目交差点1階花屋
会 費 1,000円


曲目と演奏

〜バックハウス〜
(1884-1969)

  1. バッハ
    1. (1)イギリス組曲第6番ニ短調BMW811(1956)
    2. (2)フランス組曲第5番ト短調BMW816(1956)
  2. モーツアルト
    1. (1)幻想曲ハ短調K475(1956)
    2. (2)ピアノソナタ第14番ハ短調K457(1956)
    3. (3)ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K595(1960)
  3. ベートーヴェン(1770-1827)
    1. (1)ピアノソナタ第8番ハ短調OP13
         「悲愴」(1954)
    2. (2)ピアノソナタ第14番嬰ハ短調OP27-2
         「月光」(1952)
    3. (3)ピアノ協奏曲第3番ハ短調OP37 
         ベーム、ウイーン(1950)
    4. (4)ピアノソナタ第17番ハ短調OP31-2
         「テンペスト」(1952)
    5. (5)ピアノソナタ第21番へ短調OP53
         「ワルトシュタイン」(1950)
    6. (6)ピアノソナタ第23番へ短調OP57
         「熱情」(1952)
    7. (7)ピアノ協奏曲第4番ト長調OP58 
         クラウス、ウイーン(1951)

 1905年のルビンシュタイン国際コンクールでは、バックハウスが1位で、バルトークが2位であったという。若いころから、バックハウスの完璧なテクニックと豊かな芸術性は衆人の認めるところであった。彼の演奏は、一見、古武士のように骨太で力強いが、それでいてウイーン風の優美さも備え、人間的な温かさはありながら情におぼれず、造形はくずれない。ベーゼンドルファーの低域に支えられたさりげないピアノの音に、ベートーヴェン的な幅広く力強い意思を感じさせるのである。
 今回の演奏は、60歳代後半から70歳代にかけての演奏で、技術、精神力とも最も充実した時期で、録音状態も良好でバックハウスと正面から向き合うことが出来る。
 バッハは、宗教的な感傷に流れることなく、人間的な深みと力強さがさりげなく現れている。モーツアルトの幻想曲とソナタは、歌劇ドンジョバンニの予感であり、ピアノ協奏曲は、モーツアルト晩年の心境が静謐に深々と語られている。
 ベートーヴェンは、中期の作品を取り上げた。これこそバックハウスの真骨頂であり、生へ肯定的、向上的な、ベートーヴェン的喜びと意思が力強く打ちだされている。

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