時代を超えてよみがえる巨匠たちのレコード演奏会
(第40回プログラム)


主 催 SP・LPクラシックレコード音楽研究会 代表丹野井松吉
日 時 平成30年11月3日(土)
午後1時から午後6時半ごろまで
会 場 音pub Westminster house(電話 090-3345-2124)
東京都台東区蔵前三丁目17番4号 蔵前妙見屋ビル4階
地下鉄大江戸線蔵前駅下車3分、寿三丁目交差点1階花屋
会 費 1,000円


曲目と演奏

〜モーツアルト〜
(1756-1791)
〜カール・ベーム〜
(1894-1981)

  1. 歌劇「フィガロの結婚」K492 抜粋
    フィツシャー・ディースカウ、ヤノヴィツ、マティス、
    プライ、トロヤヌスベルリン(1968)
  2. 交響曲第39番変ホ長調K543
    ベルリン(1966)
  3. 歌劇「ドンジョバン二」K527抜粋
    フィツシャー・ディースカウ、ニルソン、
    シュライヤー、タルベラ、
    アロ-ヨプラハ国立(1967)
  4. 交響曲第40番ト短調K550
    ベルリン(1962)
  5. 歌劇「コシファントゥツテ」K588 抜粋
    ヤノヴィツ、ファスベンダー、シュライヤー、プライ、
    ウイーン(1974ザルツブルグ音楽祭ライブ)
  6. 交響曲第41番ハ長調K551
    ベルリン(1962)
  7. 歌劇「魔笛」K620 抜粋
    クラス、ピータース、リアー、ヴンダーリッヒ、
    フィツシャー・ディースカウ、ベルリン(1967)

 ベームと言うと、一見、面白みのない堅物の爺さんと言った印象を持つ人もいると思うが、演奏は楽譜に忠実であり、誠実で保守的なゲルマン魂が貫いている。奇をてらわず、率直であり、いぶし銀の輝きがある。彼は、1894年オーストリアのグラーツに生まれ、法律を学び博士号も持っている。無味乾燥な法律学が、彼の外形的スタイルを形づくったのかもしれないが、1921年からブルーノワルターと親交を持ち、モーツアルトについて教えを受けたと言う。
 今回は、ベームのモーツアルトの晩年の四大歌劇と三大交響曲を取り上げた。歌唱スタッフは、60年代の輝かしき名歌手たち、特にフィツシャー・ディースカウをはじめ、ヴンダーリッヒ、シュライヤー、ニルソン、マティス、ヤノヴィツが名を連ね、モーツアルトの心と肉体の鼓動が若わかしく伝わってくる。
 歌劇は舞台あっての音楽であるが、モーツアルトの晩年の歌劇は、音楽そのものとして楽しむことも出来る。フルトヴェングラーは、モーツアルトの歌劇において、官能的で激しい情念の世界を表出したが、ベームはというと、深淵を知りながらも足を踏み外さない、庶民的で、それでいて含蓄にあふれた世界を描き出している。その極みが、1974年のザルツブルグ音楽祭ライブの「コシファントゥツテ」であろう。

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