時代を超えてよみがえる巨匠たちのレコード演奏会
(第33回プログラム)


主 催 SP・LPクラシックレコード音楽研究会 代表丹野井松吉
日 時 平成30年9月15日(土)
午後1時から午後7時半ごろまで
会 場 音pub Westminster house(電話 090-3345-2124)
東京都台東区蔵前三丁目17番4号 蔵前妙見屋ビル4階
地下鉄大江戸線蔵前駅下車3分、寿三丁目交差点1階花屋
会 費 1,000円


曲目と演奏

〜エドウィン・フィシャー〜
(1886-1960)

  1. ベートーヴェン
    1. (1)ピアノソナタ第21番ハ長調「ワルトシュタイン」
         OP53(1954)
    2. (2)ピアノソナタ第23番へ短調「熱情」OP57
    3. (3)ピアノ三重奏曲第5番ニ長調「幽霊」
         OP70-1(1953)
         シュナイダーハン、マイナルディ
    4. (4)ピアノソナタ第31番変イ長調OP110
    5. (5)ピアノソナタ第32番ハ短調OP111(1954)
  2. シューベルト
    歌曲、楽に寄す、糸をつむぐグレ-トヒェン、
    水の上で歌う、ほか
    シュワルツコップ(1952)
  3. シューマン ピアノ三重奏曲第1番ニ短調
    OP63(1953)
    シュナイダーハン、マイナルディ
  4. ブラームス
    1. (1)ヴァイオリンソナタ第1番ト短調OP78
         「雨の歌」(1954)
    2. (2)ヴァイオリンソナタ 第3番ニ短調
         OP106(1954)
         デ・ヴィ-ト
    3. (3)ピアノ三重奏曲第1番ロ長調OP8(1954)
         シュナイダーハン、マイナルディ

 エドウィン・フィシャー(1886-1960)は、スイスのバーゼルで生まれ、父はボヘミア出身の音楽家であった。戦前のSP時代は、バッハ、モーツアルト、ベートーヴェンの録音があり、野村光一氏は、竹を割ったような一気加勢、直情的な演奏と評している。当時はフィシャーも40代後半から50代で、ピアノのタッチも若々しく、ダイナミックで端麗であった。しかし今回聴くのは、戦後1952年から54年の演奏で、年齢も60代後半の円熟した演奏である。SP時代と異なり、人間的な深みと幅、暖かさ、風格をましている。ベートーヴェンのピアノソナタは、技巧は鳴りを潜め、地味な独り言を繰り返しながらいよいよ作曲家の心の核心に迫っていくようである。
 シュワルツコップ然り、デ・ヴィ-ト然り、どの共演者との演奏も、フィシャーがゆったりと支え、いぶし銀のような輝きを増しているのがわかるのである。

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