時代を超えてよみがえる巨匠たちのレコード演奏会
(第26回プログラム)


主 催 SP・LPクラシックレコード音楽研究会 代表丹野井松吉
日 時 平成30年7月28日(土)
午後1時から午後6時半ごろまで
会 場 音pub Westminster house(電話 090-3345-2124)
東京都台東区蔵前三丁目17番4号 蔵前妙見屋ビル4階
地下鉄大江戸線蔵前駅下車3分、寿三丁目交差点1階花屋
会 費 1,000円


曲目と演奏

〜アドルフ・ブッシュ〜
(1891-1952)
〜ルドルフ・ゼルキン〜
(1903-1991)

  1. ベートーヴェン(1770-1827)
    1. (1)ヴァイオリンナタ第5番ヘ長調
      「春」OP24(1933)
    2. (2)ヴァイオリンナタ第9番イ長調
      「クロイツェル」OP47(1941)
    3. (3)ヴァイオリン協奏曲ニ長調OP61
      フリッツ・ブッシュ、ニューヨーク(1942)
    4. (4)ヴァイオリンナタ第10番ト長調OP96(1941)
  2. シューベルト
    ヴァイオリンとピアノのための幻想曲ハ長調D934(1931)
  3. シューマン
    1. (1)ヴァイオリンナタ第1番イ短調OP105(1943)
    2. (2)ヴァイオリンナタ第2番ニ短調OP121(1943)
  4. ブラームス
    1. (1)ヴァイオリンナタ第1番ト長調OP78(雨の歌)(1932)
    2. (2)ヴァイオリンナタ第2番イ長調OP100(1932)
    3. (3)ヴァイオリン協奏曲ニ長調OP77
      ミュンク、バーゼル(1951)


 今回は、ヴァイオリンのソリストとしてのブッシュを聴く。当然、若きゼルキンとの共演が主であるが、2大ヴァイオリン協奏曲もある。演奏年代も20年に及び、晩年は健康状態の不安も感じさせるが、弦楽四重奏やピアノ四重奏ではわからないヴァイオリンの音そのものに対するブッシュの取り組みがよくわかる。
 ブッシュは、ドイツ音楽の様式を厳格に守る。当時もあったが、昨今の演奏家のように、聴衆を意識して効果を考え、曲を歪曲するようなことは一切しない。作曲家と楽譜にとことん忠実である。しかし、その厳格な様式の中に、本物の音が響き渡っているのである。ベートーヴェンのスプリングソナタやシューベルトの幻想曲の出だしの一音を聞いただけで、ただものではない人間的な深遠なものを感じさせる。
 ブッシュの比類ない音楽性の高さは、ドイツ哲学の宇宙から発する不滅の光源と言えるであろう。

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