時代を超えてよみがえる巨匠たちのレコード演奏会
(第25回プログラム)


主 催 SP・LPクラシックレコード音楽研究会 代表丹野井松吉
日 時 平成30年7月21日(土)
午後1時から午後6時半ごろまで
会 場 音pub Westminster house(電話 090-3345-2124)
東京都台東区蔵前三丁目17番4号 蔵前妙見屋ビル4階
地下鉄大江戸線蔵前駅下車3分、寿三丁目交差点1階花屋
会 費 1,000円


曲目と演奏

ブルーノ・ワルター
(1876-1962)

第1部
〜モーツアルト〜
(1756-1791)

  1. 交響曲第35番ニ長調K385「ハフナー」
    ニューヨーク(1953)
  2. ピアノ協奏曲第20番ニ短調K466
    ウイーン(1937)
  3. 交響曲第39番変ホ長調K543
    ニューヨーク(1953)
  4. 交響曲第40番ト短調K550
    ニューヨーク(1953)
  5. 交響曲第41番ハ長調K551
    ウイーン(1938)
  6. 6、レクイエムニ短調K626
    シューマン、デルモータ、トルボルク、キプニス、ウイーン(1937)



第2部
〜ブラームス〜
(1833-1897)

  1. 交響曲第1番ハ短調OP68
    ウイーン(1937)
  2. 交響曲第2番ニ長調OP73
    ニューヨーク(1953)
  3. 交響曲第3番へ長調OP90
    ウイーン(1936)
  4. 交響曲第4番ホ短調OP98
    ニューヨーク(1951)


 ワルターの、第二次世界大戦前のウイーンフィルの演奏録音と、大戦後のニューヨークフィルの演奏録音は、大きく違ってきている。LPレコードの開発などによる録音技術の発達による音の鮮明さはさることながら、やはり、時代の大きな変化が聞き取れる。今回取り上げたウイーンフィルの演奏は、ナチス台頭による暗黒の時代の迫る中、ヨーロッパ浪漫派最後の伝統を死守するかのような退廃の爛熟した美音の響きであり、一方、ニューヨークフィルの音は、戦後のアメリカ合理主義というべきか過去のしがらみを感じさせない明るいダイナミックな音である。戦前戦後のこの十数年は、ワルターの個人生活においても、ナチスによる迫害と、娘の事件やアメリカへの脱出と新天地での生活など、激変の時代であった。ドイツ音楽の中で育ったベルリン子のワルターの演奏スタイルも変わってきているようだ。アメリカの聴衆やトスカニーニの影響もあるようだ。しかし、だからと言って、緩急自在で、リリシズムとダイナミズムの調和と、緩序章で現れるヘブライ的な深い瞑想など,ワルターの本質は変わっていない。

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