時代を超えてよみがえる巨匠たちのレコード演奏会
(第23回プログラム)


主 催 SP・LPクラシックレコード音楽研究会 代表丹野井松吉
日 時 平成30年7月7日(土)
午後1時から午後6時半ごろまで
会 場 音pub Westminster house(電話 090-3345-2124)
東京都台東区蔵前三丁目17番4号 蔵前妙見屋ビル4階
地下鉄大江戸線蔵前駅下車3分、寿三丁目交差点1階花屋
会 費 1,000円


曲目と演奏

〜モーツアルト〜
(1756-1791)
〜カザルス〜
(1876-1973)
〜フルトヴェングラー〜
(1886-1954)

第1部

  1. 交響曲第39番変ホ長調K543
    カザルス、マールボロ(1963)
  2. 交響曲第40番ト短調K550
    カザルス、マールボロ(1968)
  3. 交響曲第41番ハ長調K551
    カザルス、マールボロ(1967)



第2部

  1. 歌劇「フィガロの結婚」抜粋
    フルトヴェングラー、シェフラー、シュワルツコップ、クンツ、ゼーフリード、ザルツブルグ音楽祭、ウィーンフィル、国立歌劇場合唱団(1953)
  2. 歌劇「ドンジョバン二」抜粋
    フルトヴェングラー、シェピ、シュワルツコップ、グリュンマー、デルモ-タ、エーデルマン、ザルツブルグ音楽祭、ウィーンフィル、国立歌劇場合唱団(1954)
  3. 歌劇「魔笛」抜粋
    フルトヴェングラー、ゼーフリード、デルモ-タ、クンツ、リップ、グラインドル、ザルツブルグ音楽祭、ウィーンフィル、国立歌劇場合唱団(1951)

 モーツアルトは、チェロの独奏曲を作らなかった。それゆえ、指揮者カザルスの灼熱的な音を聞くことが出来る。昼のまばゆい光と夜の闇、生と死、愛と絶望、悲嘆と歓喜、あらゆる感情が交錯しながら、音楽は突き進む。
 第2部、モーツアルトの晩年の三大歌劇は、音楽は、台本セリフをはるかに超えて、鳴り響く。フィガロとドン・ジョバンニは、同一テーマで、前者は、領主の浮気に始まるセクハラ、パワハラが最後は笑いでまとめるが、後者は、数々の放埓なやりたい放題の貴族が、社会的な制裁をうけるのでもなく、彼が殺害した騎士長の霊により地獄に連れ去られる結末である。魔笛は、メルヘン化されているが、離婚した夫婦の子の奪い合いのようでもあり、母親の切実なる願いにもかかわらず、子供たちは、地位も財力もある父親についていってしまう。フルトヴェングラー(1886-1954)の演奏は、北欧ゲルマン的なとデモーニッシュな力と生き生きとした官能性をあわせもっている。彼のモーツアルトは、何ともおどろおどろしく、常識的なモーツアルト歌劇の範疇をこえているのである。

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