時代を超えてよみがえる巨匠たちのレコード演奏会
(第17回プログラム)


主 催 SP・LPクラシックレコード音楽研究会 代表丹野井松吉
日 時 平成30年5月26日(土)
午後1時から午後6時ごろまで
会 場 音pub Westminster house(電話 090-3345-2124)
東京都台東区蔵前三丁目17番4号 蔵前妙見屋ビル4階
地下鉄大江戸線蔵前駅下車3分、寿三丁目交差点1階花屋
会 費 1,000円


曲目と演奏
〜アルトゥル・シュナーベル〜
(1882-1951)

  1. モーツアルト
    (1)ピアノソナタ第8番イ短調K310(1939)
    (2)ピアノソナタ第16番変ロ長調K570(1948)
    (3)ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K595
      バルビロリ、ロンドン(1934)
  2. ベートーヴェン
    (1)ピアノ協奏曲第5番変ホ長調OP73(1932)
      サージェント、ロンドン
    (2)ピアノソナタ第30番ホ長調OP109(1942)
    (3)ピアノソナタ第32番ハ短調OP111(1942)
    (4)パガテルOP126(1932)
  3. シューベルト
    ピアノ五重奏曲イ長調「ます」D667
    プロアルテ(1935)
  4. ブラームス
    (1)ピアノ協奏曲第1番ニ短調OP15
      セル、ロンドン(1938)
    (2)ピアノ協奏曲第2番変ロ長調OP83
      ボールト、BBC(1935)
    (3)ラプソディーへ短調OP79-2
    (4)間奏曲イ短調OP116-2
    (5)間奏曲変ホ長調OP117-1(1947)

シュナーベルは、SP時代のベートーヴェン解釈において第一人者の名声を博してていた。まさにベートーヴェン中期のピアノ協奏曲は、悠揚迫らざる巨匠の熱演であり、後期のピアノソナタ等は、日常的な現実感覚から出発しながら宇宙的哲学的表現の名演である。しかし、少年シュナーベルの演奏会デビューは、モーツアルトのピアノ協奏曲第20番であった。シュナーベルのモーツアルトは、作曲家の日常、非日常の心の深奥の微妙な変化を率直に表現し、内面的な、ベートーヴェン的なモーツアルトである。ブラームスは、尋ねてきたシュナーベルのピアノを聴いて、この子は神童だといったという。ブラームスとシュナーベルは、生きた時代が一部重なり合っており、後期ロマン派の時代精神を共有していると言える。そのためか、シュナーベルのブラームスには、自らがブラームスの心を再現しているという自信がみなぎっており、19世紀末の時代を地で行く屈託のないロマンと力強さがあふれている。

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