時代を超えてよみがえる巨匠たちのレコード演奏会
(第115回プログラム)


主 催 SP・LPクラシックレコード音楽研究会 代表丹野井松吉
日 時 令和3年4月17日(土)
午後1時から午後6時ごろまで
会 場 東京都千代田区神田神保町2-12-4
エスぺランサ神田神保町III 5階
音pub Westminster house【地図
(地下鉄「神保町駅」4番出口より1分、三菱UFJ銀行ウラの路地)
電 話 03-5825-4682
会 費 音PUB営業チャージ1,000円+飲み物代


演奏家と曲名(括弧内は演奏年)

ブラームス(1833-1897)

ワルター(1876-1962)、
ニューヨークフィル   
フェリアー(1912-1953)

  1. ハイドンの主題による変奏曲OP56a
  2. 交響曲第1番ハ短調OP68(1953)
  3. 交響曲第2番ニ長調OP73(1953)
  4. アルト・ラプソディOP53
    フェリアー (A)、クラウス、ロンドン(1949)
  5. 悲劇的序曲OP81
  6. 交響曲第3番ヘ長調OP90(1953)
  7. 歌曲 フェリアー(A)、ワルター(p)(1949)
    まどろみはいよいよ浅くOP105-2
    死は冷たい夜OP96-1
    たよりOP47-1
    永遠の愛OP43-2
  8. 大学祝典序曲OP80
  9. 交響曲第4番ホ短調OP98(1953)

丹野井松吉のコメント

音から読み取れるもの
 あるとき、メールのやり取りで、熟練のオーディオ技術者に、「年をとって色々な音が聞き取れるようになった」と言ったところ、「いや、加齢は聞き取る周波数帯域や音量、指向性を狭めていくので、それは貴方の思い込みであるかもしれませんよ」と言われたことがあった。これは、技術者も私も、必ずしも共通の基盤に立ったうえでの議論ではなかったかもしれないが、もう何十年とレコード音楽を聴いてきていると、演奏家の出した音から、さまざまの意味、思想を汲み取ることが出来るようになったことは確実に言えるのである。
 ここに、ブルーノワルターが1950年代初めにニューヨークフィルを指揮した初期コロムビア盤のアルバムがある。もちろん、モノラル録音だが、同じ曲、同じ演奏のその後のレコードと聞き比べてみると、低域の重量感が圧倒的であり、壮大なオーケストラの各楽器のパートまでよく聞き取れる。初期盤では、録音技術者は、とにかく生の音を原音に忠実に録音するが、その後レコードが版を重ねるごとに、時代時代の聴き手の好みや住環境に合わせた音作りがおこなわれ、当初、演奏家が出そうとした音とかけ離れた心地よい音になってしまうことがままある。レコードコレクターが初期盤にこだわる理由がわかるのである。
 クラシック音楽を聴く喜びは、和声の各パートの楽器の表現する作曲家と演奏家の思想が音によって聞き取れることである。そのためにも、レコード再生装置と再生環境は極めて重要な要素であるが、特に和声の充実しているブラームスの楽曲では、演奏家の力量が存分に発揮されるのである。
 このワルター、ニューヨークフィルは、後年のコロムビア交響楽団によるステレオ盤と比べて演奏内容は圧倒的な熱気にあふれている。
 この重厚かつ複雑な和声によって鳴り響くブラームスの音楽からワルターの理解したブラームスの情念と思想を深く掘り下げて聴き取りたい。

音pub Westminster house
神田神保町の新店舗地図

東京都千代田区神田神保町2-12-4

エスぺランサ神田神保町III 5階(旧オクムラビル跡)
地下鉄「神保町駅」4番出口より1分、三菱UFJ銀行ウラの路地

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