主 催 | SP・LPクラシックレコード音楽研究会 代表丹野井松吉 |
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日 時 | 令和3年4月3日(土) 午後1時から午後6時ごろまで |
会 場 | 東京都千代田区神田神保町2-12-4 エスぺランサ神田神保町III 5階 音pub Westminster house【地図】 (地下鉄「神保町駅」4番出口より1分、三菱UFJ銀行ウラの路地) |
電 話 | 03-5825-4682 |
会 費 | 音PUB営業チャージ1,000円+飲み物代 |
丹野井松吉のコメント
今回のブッシュ弦楽四重奏団の演奏は、戦前、戦中、戦後に及ぶものだが、どの演奏もブッシュのドイツ的な格調の高さと、内面的な深さに熱気のあふれた名演である。特に、ベートーヴェンOP127の第2楽章は比類のない古代ギリシャ的なパトスである。
モーツアルト39番、ベートーヴェン7番はいずれもワルターのもっとも充実した時期のニューヨークフィルとの共演である。特に、第7の第2楽章は味わい深い。
大地の歌はというと、マーラーの愛弟子で初演者ワルターの指揮が極め付きだが、メゾソプラノ、グレース・ホフマン(1921-2008)とテノール、エルンスト・ヘフリガー(1919-2007)が深々と熱唱するこのロスバウド1955年の実演の大地の歌も素晴らしい。この曲はなんといっても歌手の出来不出来が左右する。このホフマンとヘフリガーは、一期一会というか、晩年のマーラーの心の隅々に染み渡るような抒情と諦観に満ち溢れている。ロスバウドの指揮も、珍しく抒情に徹しててん綿たるものだ。
エスぺランサ神田神保町III 5階(旧オクムラビル跡)
地下鉄「神保町駅」4番出口より1分、三菱UFJ銀行ウラの路地