時代を超えてよみがえる巨匠たちのレコード演奏会
(第102回プログラム)


主 催 SP・LPクラシックレコード音楽研究会 代表丹野井松吉
日 時 令和2年7月18日(土)
午後1時から午後6時半ごろまで
会 場 音pub Westminster house(電話 090-3345-2124)
東京都台東区蔵前三丁目17番4号 蔵前妙見屋ビル4階
地下鉄大江戸線蔵前駅下車2分、寿三丁目交差点1階花屋
会 費 1,000円


曲目と演奏

〜ジャック・ティボー〜
(1880-1953)
〜パブロ・カザルス〜
(1876-1973)
〜アルフレッド・コルトー〜
(1977-1962)

  1. ベートーヴェン、ロマンス第2番ヘ長調OP50
    ティボー、ヤノボーロ(1925)
  2. ベートーヴェン、ヴァイオリンソナタ第9番イ長調
    OP47「クロィツェル」
    ティボー、コルトー(1929)
  3. ベートーヴェン、ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調
    OP97「大公」
    カザルス、ティボー、コルトー(1928)
  4. シューベルト ピアノ3重奏曲第1番変ロ長調D898
    カザルス、ティボー、コルトー(1928)
  5. フランク、ヴァイオリンソナタイ長調
    ティボー、コルトー(1929)
  6. ショパン、コルトー
    1. (1)ピアノソナタ第2番変ロ短調OP35(1933)
    2. (2)24の前奏曲OP28(1933)
    3. (3)幻想即興曲嬰ハ短調OP66(1933)
    4. (4)バラード第1番ト短調OP23(1934)
    5. (5)ワルツ集から、NO2, 3, 7, 8, 9, 10
         (1933)
    6. (6)24の練習曲ホ長調OP10-3
         「別れの曲」(1934)
    7. (7)幻想曲ヘ短調OP49(1933)
    8. (8)ピアノソナタ第3番ロ短調OP58(1933)
    9. (9)舟歌OP60(1933)

丹野井松吉のコメント

 28回平成30年8月のプログラムの一部だが、この3人の巨匠たちのレコード録音から、もう95年から85年も時が流れたことを思うと、人間の一生は短いが、優れた芸術は永遠に残り、不滅であることを強く感じさせられる。
 しかし、音は、昔のSPの音だが、一時代前の古き良き時代とは決して言えない第一次世界大戦後の世界恐慌とファシズム台頭の時代、芸術の分野では、アールデコ、アールヌーボーの余韻があり、また、フォービズムやシュールレアリズムのあらわれてくる時代である。
 まずは、トリオのかなめ、カザルスのヒューマンな人間性に圧倒される。
 ティボーのヴァイオリンは、音は細く高雅にして熱気を帯びているが、庶民的であるのがよい。
 コルトーのピアノには、人生の戦い、希望と絶望、失意と回生といったあらゆる情熱が交錯している。火の玉のようなクロイツェルソナタ、大公トリオは永遠の調和と至福のときであり、フランクのソナタは、恋の逢瀬に向かう情念を焼きつくし、ショパンは、革命への情熱、サンドとの愛の地獄と詩人の心のもろさがあますところなく描きつくされ、コルトーを聞かずしてショパンを聞くなかれとまでいえるのである。
 正に、カザルス、コルトー、ティボーの三人の巨匠は、芸術こそ至高の存在であり、永遠に不滅であると語りかけてくるようだ。

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