時代を超えてよみがえる巨匠たちのレコード演奏会
《 開催プログラム 》

「心より出で、願わくは、再び心に至らんことを」
ベートーヴェン「ミサソレムニス」付記(1823年)

 研究会は、演奏の合間に、曲、作曲家、演奏、演奏家、レコード、音響などにつき、自由な意見交換をしております。

《2020年》

音PUBお知らせ

研究会の会場移転のお知らせ

 「研究会の会場が変わりました。新会場は、
東京都千代田区神田神保町2-12-4
エスぺランサ神田神保町III 5階 音pub Westminster house

地図
(地下鉄「神保町駅」4番出口より1分、三菱UFJ銀行ウラの路地)
電話03-5825-4682です。


 現在、コロナ禍の中で、デジタル促進やテレワークが推進されていますが、研究会は、
時代を60年、80年あるいはスペイン風邪が猛威を振るった100年前に遡り、
アナログクラシック音楽芸術とは何か、人間の価値と尊厳は何かを常に問い直す極北からの光源でありたいと願っています。
 クラシック音楽バー「音pub Westminster house」も、10月30日(金)から、平日17時より23時まで営業、愛聴盤の試聴とリクエストもお受けしています。
 なお、研究会は、本年7月、神奈川県大磯町在住の上村次郎氏から、イタリア、ドイツオペラをはじめとする膨大なレコードとCDの寄贈を受けました。上村氏は、戦後大手商社マンとして、海外出張、駐在も長く、アメリカのメトロポリタン歌劇場始め、ヨーロッパの歌劇場で、往時の名歌手や巨匠の生演奏に接し、折につけて購入されたコレクションは、100年前から20年前におよぶ声楽家、演奏家をはじめ近年の邦人演奏家のLP・CD多数あり、今後の研究会の活動におおいに役立つものばかりであります。ここに御礼をかねて報告といたします。」


当SP・LPクラシックレコード音楽研究会では、会員の方のプログラムと愛聴盤によるレコード演奏会を開始いたしました。2月22日(土)は、ソプラノ歌手黒澤真由美氏のイタリア歌劇(プッチーニなど)の演奏会でした。なお、71回は番郷本会員、72回は鳥原和憲会員、74回は澤村正重会員(ジャズ)、77回は吉井秀男会員(新内)の演奏会でした。当日の詳しいプログラムは、末尾アーカイブを御覧下さい。音Pubでは、クラッシック音楽に限らず、ひろく他分野の芸術性のある音楽の研究をはじめています。
ホームページプログラム欄で公開し実施しますので、ご希望の方は、主催者にご連絡ください。

レコード演奏家

SP・LPクラシックレコード音楽研究会では、広く「レコード演奏家」を募集しています。
「レコード演奏家」とは、昔の巨匠たちのレコード演奏を甦えらせることに、一定のこだわりをもち、再現芸術家の更なる再現芸術家として自分の愛聴盤でレコード演奏をする人を言います。

音Pub.Westminsterhouse は、「レコード演奏家」の皆様のために、良好な音響設備と音響空間を提供しています。





音pub Westminster house
SP・LPクラシックレコード音楽研究会

主催・店主 丹野井 松吉


 音pub Westminster house(東京都千代田区神田神保町2-12-4 エスぺランサ神田神保町III 5階 地下鉄「神保町駅」下車徒歩1分)は、一言で言えば、アナログレコードクラシック音楽愛好家の集まるクラブハウスです。クラシックレコード音楽に少しでも興味のある人ならば、初心者の方でも、大歓迎です。今は、わざわざ、遠くから地下鉄を乗り継いで蔵前まで行かなくても、同様の音楽は、スマホで簡単に聞けます。しかし、それでも、一度、話の種だと思って、お出かけください。

 あなたは、ここで、時代を超えて鳴り響く真実の音を聴くことができるかも知れません。

  江戸、葛飾北斎の時代に生まれたベートーヴェンが、明治生まれの巨匠たち、ブッシュやカザルスやシゲティを通じて、言語以前の音であなたに語りかけてきます。あなたは、時代をタイムスリップして、この音によって人間存在の本質に触れ、癒され、勇気づけられ、夢と希望をよみがえらせることができるかもしれません。

 クラブハウスの運営主体であるSP・LPクラシックレコード研究会は、1930年から1970年ごろまでの約40年間にアナログレコードに録音されたクラシック音楽の巨匠たちの名演奏を鑑賞します。

 曲目は、バッハ、モーツアルト、ベートーヴェンをはじめ、シューベルト、ブラームス、ワーグナー、マーラーにいたる主としてドイツ古典派からロマン派の音楽などで、演奏家は、他に、バックハウスやホロヴィッツ、コルトー、ゼルキン、リヒテル、シゲティ、オイストラフ、トスカニーニ、フルトヴェングラー、ワルターなど当時の巨匠たちが出演します。
 この時代は、第2次世界大戦前、戦中、戦後とまさに動乱の時代で、演奏家の演奏にも、時代の陰影と慟哭が深く刻まれているのです。作曲家の作品は勿論、演奏家の演奏内容や生き様、時代背景などをたどっていくのも面白いでしょう。

 音pub Westminster houseは、音の居酒屋として、英国タンノイ社のスピーカー・ウエストミンスターにちなんで名づけたレコードコンサート専用のクラブハウスです。さしあたって、毎週土曜日にオープンし、午後1時から7時頃まで、主催者が作成した「時代を超えてよみがえる巨匠たち」の演奏プログラムに沿ってレコードコンサートを行います。プログラムは、ホームページに公開し、随時更新しています。

 長時間にわたりますので、途中出入りは自由で、飲み物の持ち込みも可能です。参加者は、一応、研究会に入会していただきますが、入会金は無料で、そのつど、参加費1,000円をご負担願います。

  レコード再生装置は、当時のアナログ録音の最良の再生のため、中高域の清爽さ、低域の重厚さと臨場感を得るため、「スピーカー:タンノイ ウエストミンスター(正面)、アーデン(側面)」、「真空管アンプ:マッキントッシュC22 、MC275(正面)、上杉6CA7パラプッシュ、上杉イコライザー(正面)、AT6CA7PP(側面)」、「レコードプレーヤー:トーレンス、オルトフォン」、「CDプレーヤー:ラックスD380など。」特に、側面スピーカーは、SP復刻盤やモノラル盤の臨場感を補強しています。
オーディオルームは、約18坪のビルの室で、定員約22名。

連絡先、店主携帯 090-3345-2124

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Q&A

  • ◎SP・LPレコード研究会は、なぜ今、アナログレコードの音にこだわるのか。

     1985年ころから、コンピューターによるデジタル技術により、全世界がインターネットでつながり、情報革命が進展してきました。音楽演奏の分野も、アナログレコード録音から、デジタル録音により、CDがレコードに取って代わりました。確かに、利便性からすれば、自動車の運転をしながらも音楽を聴くことが出来るようになり、いまや、スマホが有れば、CDがなくても、いつでもどこでも、インターネットを通じて音楽配信が受けられる時代になっています。
     しかし、音と言うものは、もともと、ものをこすったり、たたいたりして出る空気の振動で、人間の鼓膜はこの直接の空気振動を音として感じるのです。レコードは、この空気振動を、盤面の溝によって物理的に再現します。ところが、デジタル技術は、この振動音をデジタル粒子に分解再組しデータ化して、通信させるのです。したがって、通信スピードや情報量は、圧倒的に拡大したものの、数値に表せない人間の五感に触れる生の情報は、デジタル化によって多くが切り捨てられるのです。
     このことは、CDやスマホ配信によるデジタル録音の再生とレコードの再生を聴き比べた場合、自動車の中や狭い室内の再生やヘッドホーンによる再生の場合は、あまり差が感じられませんが、一定の装置で、一定の室内空間で、一定の音量で再生した場合、その違いは歴然とします。レコード再生音の艶、奥行き、豊かさに対して、デジタル再生音は、粒立ちがざらついていて、乾いた平べったい音です。ハイレゾの機器を使っても、レコード再生音には太刀打ちできません。私たちは、デジタル時代に生まれ育った若い人たちに是非このアナログの音を聞いていただきたいと思います。

  • ◎SP・LPレコード研究会は、なぜ今、1930年代から1970年代の巨匠たちの演奏にこだわるのか。

     レコードの歴史をみると、エジソンがレコードを発明してから、1930年代になって、名演奏家の録音が、SPレコードとして世界的に商業化され販売されました。第2次世界大戦をはさんで、レコードの素材は、シェラックからビニールに変わり、録音機器類も磁気テープ録音とともに飛躍的に向上しました。1970年代は、レコードの全盛期と言えます。ところで、レコードが未発達の時代は、演奏家は、楽譜と自分の感性と思索により、作曲家の精神と意図を体して演奏しました。他の演奏家の演奏も、1回限りの生演奏を聞きにいって参考にしていました。たぶん、カペーにしてもブッシュにしてもそうだったと思います。ところが、レコードの発達によって、他人の演奏を参考にして演奏するようになりました。
     一瞬にしてコピーが出来るデジタルの今は、もっと極端ですが。演奏家が、自分の独創性、個性で演奏せずに、模倣をするようになり、又模倣に対して、奇をてらうようになったのです。
     また、1930年代から1950年代は、第2次世界大戦をはさんで激動の時代でありましたので、この時代を生き抜いてきた演奏家は、大変な苦労を背負っているし、その英知が演奏に結実しているからです。

  • ◎SP・LPレコード研究会は、なぜ今、ベートーヴェンを初めモーツアルト、シューベルト、ブラームスなど、ドイツ古典派や浪漫派の作品にこだわるのか。

     それは、音楽鑑賞をどう捉えるかの問題だと思いますが、私達は、音を通じて、作曲家と演奏家の全人格的な情熱と思索を体感したいと思っています。クラシック音楽は、ベートーヴェンであのイタリアルネッサンスのような絶頂期となりましたが、ブラームスの後は、衰退の時代です。クラシック音楽を愛好するものとして、繰り返し聞いて立ち戻りたい原点こそ、このクラシック音楽絶頂期の作曲家の作品なのです。

会場アクセス

東京都千代田区神田神保町2-12-4

エスぺランサ神田神保町III 5階(旧オクムラビル跡)
地下鉄「神保町駅」4番出口より1分、三菱UFJ銀行ウラの路地

アーカイブ

丹野井松吉の文学散歩
①谷崎潤一郎「幇間」(1911年)、刺青(1910年)
②エウリピデス「トロイアの女たち」(BC415)
③川端康成「雪国」(1937年)


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